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二次元電気泳動法
二次元電気泳動は血清、組織、培養細胞など色々なサンプルを取り扱う事が出来、極めて多種類のタンパク質を分離
出来る手法です。現在では質量分析計の性能も向上し、翻訳後修飾を含めたタンパク質の解析に大きく貢献しております。
特徴 1 サンプルの前処理がほぼ不要
不純物を除去しながら等電点電気泳動を行うので、過多な不純物が無ければ、サンプルの前処理はホモジナイズと遠心だけ。サンプルの前処理によるロスを比較的に防げます。幅広いサンプルに順応性があり、綺麗なパターンが得られます。
特徴1 2郡のサンプルから得られた2つの画像をProgenesisPG220にて重ね合わせた図です。別々の2枚のゲルを重ね合わせても、綺麗にマッチングする事が出来ました。
・簡単な調整方法で得られた2DEパターン
サンプル : マウス肝臓
一次元目 : Immobiline DryStrip pH4-7, 18cm
二次元目 : 10%均一ゲル
 SYPRO®Ruby染色


特徴 2 サンプルの劣化を最小限に出来る
サンプルは調整後、直ぐにアプライして等電点電気泳動を行うので、プロテアーゼの影響や酸化などを最小限に抑える事が出来ます。
何が違うでしょう?
特徴2
2枚のゲル画像は同じタンパク量をアプライしています。
(左)は膨潤時にサンプルを添加して、微弱な電圧をかけながら一晩静置した結果。
(右)は調整後直ぐにサンプルをアプライして泳動を開始した結果を表しています。
膨潤作業は20℃下で行うため、プロテアーゼの影響を受け易いサンプルは、
タンパク質が分解されて消失してしまうスポットもあるのです。


特徴 3 実験の再現性が高い
前処理の操作を最小限にして、素早く等電点電気泳動を行なう事により、実験の再現性を得られます。
特徴3a 特徴3b 特徴3c
同じサンプルの2DEパターン、それぞれ別の日に実験を行なった結果です。


特徴 4 大量のサンプルをアプライする事が出来る
等電点電気泳動用に開発された新型電極ユニット"G電極"を使用する事により、より多くのサンプル液量をアプライし、より多くのタンパク質を導入する事が出来ます。質量分析を行なうためにスポットの強度を増やしたい場合や、高分子量タンパク質も含めた2DE解析を行ないたい場合に効果が見られました。
下図はラット肝臓の2DEパターンです。この3つのパターンはどれも3.5mgのタンパク質をアプライした結果です。
特徴4a
G電極法 ろ紙法 膨潤と同時にアプライ法

参考文献 Anal Biochem. 2998 Nov 1;382(1):23-8, Epub 2008 Jul 30.

下図はラット肝臓の2DEパターンをPhosphoQUANTI染色液(リン酸化タンパク質を染色する色素です)で染色して検出したパターンです。従来法では検出出来なかった微量名スポットも検出されました。
特徴4b 特徴4c
ろ紙法 G電極法



特徴 5 二次元電気泳動後に必要となる装置も充実
二次元電気泳動ゲル撮影及びスポットの切り出しが行えるフルオロホレスター3000®、全自動で解析を行える画像解析ソフトProgenesisなど、素早くMS解析前までの実験を行う事が出来る装置も揃えており、二次元電気泳動法をトータルでサポート出来ます。
特徴5